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事業概要

projects

国際協力機構(JICA)、外務省等の調査、プロジェクトの実施、評価事業等のコンサルティング・サービスを提供しています。

主な業務分野

アンカー 1
  • 地域開発/農村開発

  • 農業開発

  • 作物栽培

  • 農業機械・資材

  • 農産廃棄物・副産物利用

  • 研究・教育機材 

  • 貧困対策

  • 組織育成

  • 育種・種子増殖

  • 農産物市場・流通

  • 農業普及

  • プロジェクト管理

  • 住民参加促進

  • 農業経営

  • 土壌・肥料

  • 農産物収穫後処理(収穫・加工・貯蔵) 

  • 訓練・研修

  • 事業評価

事業内容 1

農業・農村開発支援

 当社は、農と食の安定こそが開発途上国の人々の暮らしを支える根幹であると捉え、農業・農村開発分野の国際協力事業に携わっています。社員の専門領域も、栽培から収穫、収穫後処理、加工、流通、マーケティングに加え、種子・肥料・農業機械等の投入財に至る川上から川下全体を網羅しています。このような社員全員の技術と知識を集結し、対象地域に最適な支援を実施することに努めています。

代表的な案件
ガーナ国小規模農家機械化促進(2014年4月~2015年1月)

 ガーナでは食糧農業省の主要プログラムとして、民間主導による農業機械化を推進するため、民間企業体である農業機械化サービスセンター(AMSEC: Agricultural Mechanization Service Centers)が全国に設立されました。

 

 各AMSECは所有する機械で周辺の農家に対して、農業機械サービス(賃耕サービス等)を提供しており、これにより小規模農家の農業機械アクセスの改善に寄与しています。しかしながらAMSECの設立数は未だ89に留まっており(2015年末現在)、政府目標である2015年までに170という数値には達していません。また、設立済みのAMSECも経営の非効率性や所有機械の故障等により、安定的な利益を生み出す事業活動ができていないケースが多く見られます。

 

 このため、食糧農業省農業機械サービス局の行政能力強化及びAMSECのマネージメント改善を目的とした本案件に当社から専門家2名が参加し、AMSECの経営者と機械オペレーターに対する研修、経営改善に関するコンサルテーション、農家グループとAMSEC、農業普及員のリンクアップといった活動を実施しました。

 

 これらの活動により、AMSEC民間企業体として持続的に運営されることでガーナの農業機械化がより促進され、小規模農家の省力化が進むことが期待されています。

タンザニア国コメ振興支援計画プロジェクト(2013年9月~2016年10月)

 タンザニア政府は、近年、国内消費量の増加が著しいコメを国の重要作物として、その増産に力を注いでいます。そのような中、2009年に同政府は、2018年までに2008年の約2倍に増産することを目標にした「国家コメ開発戦略」を策定しました。

 

 日本は、1970年代からタンザニアにおけるコメ生産性の向上に貢献し、2007年から2012年かけては、「灌漑農業技術普及支援体制強化計画プロジェクト(通称タンライス)」を実施し、灌漑地域におけるコメの増収を支援しました。さらに、その後継案件として2013年に開始された「コメ振興支援計画プロジェクト(通称タンライス2)」では、これまで培ってきた稲作技術の研修手法を灌漑地域でだけでなく、天水地域にも普及展開しています。また、タンライス2では、生産面だけではなく、収穫後処理、マーケティングといったコメ産業のサプライチェーン全体の強化にも力を入れています。

 

 当社からは、収穫後処理とマーケティングの2分野の専門家がこのタンライス2に参加し、タンザニア全国各地の小規模農家を対象に適正収穫時期の見極め方や収穫後処理の技術、収益の計算の方法、バイヤーとの交渉術などの研修を行っています。

事業内容 2

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アグリビジネス展開支援

 当社では、国内で活躍する農業法人とタイアップし、全社員が日本の先進的な農業技術を学び、農業分野のコンサルタントとしての技術を研磨しています。また、国内外の人材に向けた農業研修事業や中小企業の海外進出支援を行っています。

代表的な活動
フィリピン国・パンパンガ州における桑の葉茶案件化調査(2016年5月~9月)

フィリピン国・パンパンガ州における桑の葉茶事業普及・実証事業(2019年2月~2021年12月)

 桑郷は、山梨県西八代郡市川三郷町で桑の栽培から桑の葉茶製品の製造・販売までを一貫して手がけており、市川三郷町発祥の品種「一ノ瀬」を使用した製品づくり、桑の葉産地再生事業を通じた地元経済活性化、消費者の健康志向ニーズに応える幅広い製品ラインアップ、通信販売による直販市場の開拓など、独自の創意工夫により事業を拡大してきました。2016年5月からは、国内で培った桑の葉栽培から製品開発・製造、販売に至る独自の事業モデルをフィリピン国パンパンガ州において実現するために、JICAの「中小企業・SDGsビジネス支援事業」を活用した「桑の葉茶事業案件化調査」に取り組んできました。

 案件化調査では、現地活用及びビジネス展開の実現可能性が十分に示唆され、2018年4月からは同じくJICAの「中小企業・SDGsビジネス支援事業」を活用した「桑の葉茶普及・実証事業」に取り組んでいます。本事業では、桑の葉茶事業化に向けたマーケティング調査や栽培技術指導、製品加工の実証を行っています。将来的にこの事業モデルを実現した場合には、農家を含む事業関係者の所得向上や、パンパンガ州の経済活性化などの効果も期待されます。

 当社は本案件に対してビジネスモデル策定、営農計画策定支援、普及/食品衛生の専門家を派遣しており、桑郷の海外進出をバックアップしています。

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<リンク>   株式会社桑郷 http://www.kuwanosato.com/

パートナー企業

農業生産法人  株式会社テンアップファーム

 

<企業紹介>

 テンアップファームは、千葉県富里市で生産から集出荷、加工・流通まで一貫した農業ビジネスを展開している農業生産法人です。自社農園での生産と同時に地元農家をグループ化した農業組合を組織し、市場出荷及び業務用野菜の契約栽培なども積極的に取り組んでいます。社名である「テンアップファーム」は、ニンジンの高品質・高付加価値化を目指す栽培に取り組む中で生まれました。ニンジンの品質には、カルシウム含有量が大きく影響します。私たちは、効果的なカルシウム吸収を実現する肥料設計と肥培管理を開発し、ニンジンのカルシウム含有量を従来栽培の10%以上向上を実現しました。

 その目標のカルシウム10%アップ、テンアップをグループ名として高品質な農産物の生産に取り組むこととなりました。その後もトマトの連続摘心栽培や硝酸・シュウ酸含有量を調整した業務用ホウレンソウ栽培など、業務用野菜の国産化への取組みに尽力し、農林大臣賞、日本経済新聞の最優秀製品・サービス賞を受賞するなどの実績を残しています。また、テンアップファームの代表である森田健雄は、農産物栽培、加工および流通の専門家として株式会社タスクアソシエーツの農業コンサルタントとしても活躍しています。

 

<活動の様子>

 

<リンク> 株式会社テンアップファーム http://morita-shouten.co.jp/

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