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ルワンダ 小規模農家市場志向型農業プロジェクト

 ルワンダ国小規模農家市場志向型農業プロジェクト(以下、SMAP)は、園芸作物(野菜)とイネの生産振興を目的に、2014年10月~2019年10月の5年間、JICAの技術協力事業としてルワンダ全国で展開されましたが、当社(株式会社タスクアソシエーツ)の専門家が、稲作/研修:コメ収穫後処理/マーケティングの専門家として参加しました。

 SMAPは「Smallholder Market-oriented Agricuture Project」の略ですが、小規模農家に市場を意識した農業経営を促すため、「Grow and Sell」から「Grow to Sell」への意識改革を図ったアプローチが採られました。その背景には、前身のプロジェクトである東部県農業生産プロジェクト(PiCROPP)で、ケニア国で実施されたSHEP(Smallholder Horticulture Empowerment & Promotion/市場志向型農業振興)アプローチをロールモデルとして大きな成果をあげた実績があり、SMAPではその全国展開が求められました。

 当社専門家が担当したイネの場合、ルワンダでは生産流通制度に対する強い政府介入が存在しており、加えて水田という特殊なエコシステムで栽培されることから、園芸作物(野菜)とは市場流通環境が大きく異なる実態がありました。そのため、イネでは必ずしもSHEPアプローチに拘ることなく、栽培技術改善による生産性の向上、収穫後処理改善による生産籾の市場価値の向上に眼目を置いたアプローチが採られました。

当社専門家は、以下のような活動を実施しました。

  • 政府の農業普及事業管理運営能力の向上

  • 稲作農家(農業協同組合)に対する技術指導

  • 研修用教材の作成

 今後、本事業の成果をもとに、ルワンダ政府による園芸作物(野菜)とイネの生産振興が期待されます。

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